8月20日~25日にイスタンブールにて開催された、WFNS(World Congress of Neurosurgery)2017にてWFNS役員選挙が行われ、日本脳神経外科学会より立候補をしておりました3名の先生方が全員当選されました。以下のとおり、会員の皆さまへご報告申し上げます。
WFNS Assistant-Secretary 日本医科大学 森田 明夫先生
WFNS Nominating Committee 岡山大学 伊達 勲先生
WFNS Honorary President 京都大学名誉教授 橋本 信夫先生
先人たちが、日本の脳神経外科医の信用を世界で作ってくださり、その上に今回は候補者が良かったと思います。
森田先生のプレゼンは、世界を見据えた建設的な内容で、会場の多くの脳神経外科医が感動し、納得しました。
伊達先生の当選は、多くの海外の友人からさらにその友人へと先生の誠実さが伝達されての結果です。
橋本先生も、世界の脳神経外科医に信用を得ていたのです。
従来日本人がWFNS役員になる場合、個人の伝で、散発的にその地位についていました。
しかし今回は、本学会の国際委員会 副委員長でもある加藤庸子先生の助言に基づいて、学会で人選して選挙に臨んで得たのですから、従来までとは異なります。
新井先生、加藤先生の国際委員会が公的に動き、勝ち取りました。お二人に敬意と感謝を申し上げます。(特に、加藤先生が公的に動かれてからの活躍は素晴らしいものがありました。)
ほかにも、学会として公的に運動したお陰で、栗栖 薫先生、大畑建治先生、松村 明先生をはじめ、今回参加した多くの脳神経外科学会員が、世界各国のWFNSメンバーに協力を依頼してくれました。
また、先輩の河瀬 斌先生、小林茂昭先生にも感謝申し上げます。特に小林先生には、積極的に動いていただき有難うございました。
この運動を纏めていただいた、国際委員会 新井委員長には多大の感謝を申し上げます。
今後は、この3名を学会として応援する事が大切です。新井先生よろしくお願いいたします。
最後に事務局の菊地さんには、細かい業務に素早く対応していただきました。御礼申し上げます。
一般社団法人 日本脳神経外科学会
理事長 嘉山 孝正
2017年8月29日掲載