東日本大震災における脳神経外科医療の復興を主な目的とした義援金を日本脳神経財団を窓口として募集致しましたところ、平成23年5月23日現在で、18,486,624円の募金を頂きました。会員(一部関連企業)から頂きましたこれらの義援金とともに、学会が準備いたしました補正予算5,000万円を合わせて、復興支援特別委員会(委員長:理事長、第1回は5月5日開催)において配分を審議いたしました。
その後の追加調査および義援金受諾の有無により、計31施設からの申請がありました。これらに対して、全壊500万円、半壊300万円、原発被害300万円、施設損壊(一部損壊・軽微)および関連機器破損200万円、関連機器破損のみ100万円として振り分けると、総額6,400万円となりました。これらの義援金を平成23年5月26日付で31施設に送金いたしました。更に、信州大学スタッフが、脳神経外科学会の事業として避難所のパーティションや連絡版を設置(HPで報告済み)した費用2,044,000円を支出いたしました。
以上で取りあえず第1段階の目的は達成いたしましたが、脳神経外科施設において今後とも支援を必要とする事情が発生してくる可能性があると思われます。学会としましても、来年度の予算に復興支援金を組み込む予定ですが、引き続き会員の皆様方のご協力をお願い申し上げます。
なお、今回の義援金に関しましては、6月末日をもちまして終了させて頂きます。これまでのご支援に心から感謝申し上げます。
平成23年5月26日
(社)日本脳神経外科学会
理事長  寺本  明