アセタゾラミド(ダイアモックス®)が、脳循環予備能の検査に保険診療上、認められることになりました。なお、施設内での諸手続き、患者へのインフォームドコンセント、適応については十分考慮された上、使用を検討下さい。詳しくは、下記を参照下さい。
○ 使用例
原則として、「アセタゾラミドナトリウム【注射薬】」を「脳梗塞、もやもや病等の閉塞性脳血管障害」における「脳循環予備能(安静時及び負荷時の脳血流量の増加)の検査(SPECT 又は非放射性キセノン脳血流動態検査)」を目的に、静脈内に「500~1,000mg 又は15~17mg/kg」を処方した場合、当該使用事例を審査上認める。
○ 留意事項
日本脳卒中学会、日本脳神経外科学会、日本神経学会、日本核医学会の4学会が、4学会合同アセタゾラミド適正使用指針作成委員会を組織し、2015年4月にアセタゾラミド(ダイアモックス注射用)適正使用指針を作成し、「検査を必要な症例に限ること、検査について同意書を取得すること、検査実施時の安全管理と必要な措置について習熟すること」などが周知されていることに留意して使用されるべきであること。
(一社)日本脳神経外科学会
理事長 嘉山 孝正
※これまでに、学会ホームページに掲載した情報
■2015年4月6日 アセタゾラミド(ダイアモックス注射用)適正使用指針のお知らせ
■2014年6月18日 <緊急メッセージ>ダイアモックス注射用による重篤な副作用の発生について
以上