J-ASPECT Study 協力施設 日本脳神経外科学会研修プログラム参加病院
病院長様 脳神経外科責任者様、脳卒中診療科責任者様 連絡ご担当者様

平素より本研究班の調査にご協力を賜り厚く御礼申し上げます。
このたび、第4回「Close The Gap – Stroke」(脳卒中を含む循環器病対策の評価指標に基づく急性期医療体制の構築に関する研究)参加登録について、ご連絡を差し上げました。
「Close The Gap – Stroke(CTGS)」は、脳卒中医療のエビデンス・プラクティス ギャップの解消を目的とした、本邦初の国レベルの取り組みです。第2次循環器病対策推進基本計画と連動して、第8次医療計画が本年度から開始され、働き方改革の推進の中、至適な脳卒中急性期医療体制の再検討が必要になってきました。

本年度は、「Close The Gap – Stroke」プロジェクトに基づいた厚生労働科学研究が2題(FA15 循環器病対策の進捗評価法の確立を目指した研究;FA16脳卒中急性期医療の均てん化を加速するための研究)採択され、日本脳卒中学会のプロジェクトとして実施いたします。本プロジェクトは、エビデンスに基づいた脳卒中の臨床指標を継続的に収集、評価をすることで、国レベルで脳卒中医療の質の向上をもたらし、脳卒中患者の健康寿命の延伸を図ることを目的としています。

第4回の調査実施につきましては、2024年2月吉日付けで病院長様、脳神経外科科長様、脳卒中診療科科長様宛てに送付させていただいた文書にてご協力をお願い申し上げました。このたび、参加登録の締め切りを5月10日まで延長して受け付けておりますので、参加意向をご登録のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。

日本の脳卒中医療の均てん化を加速するため、ぜひともご協力賜りますようお願い申し上げます。本メールと行き違いに既にご登録いただいた際には、非礼をご容赦いただきますようお願い申し上げます。

本プロジェクトの概要は以下の通りです。
1. 今回の第4回「Close The Gap – Stroke」調査対象施設は、2021~2022年度「レセプト等情報を用いた脳卒中、脳神経外科医療疫学調査J-ASPECT Study」(研究代表者 飯原弘二)にご協力いただいた施設です。
2. 本調査への参加を登録していただきますと、すでに提出されたDPC情報から、虚血性脳卒中患者で急性期再開通療法(rt-PA静注療法、血管内血栓除去術)を施行した症例のみを抽出します。施設毎の対象症例数は、中央値で36症例です。
3. 臨床指標の算出に必要なデータの約60%は、あらかじめデータセットにDPC情報を元に研究事務局で入力し、参加施設に入力したデータセットを送付いたします。参加施設の担当者様には、DPC情報に含まれていないデータのみ入力をお願いします。
4. 第1~3回「Close The Gap – Stroke」の結果をもとに算出した臨床指標のベンチマークは、論文と研究班ホームページにて公開しております。これによって、全国における貴院の臨床指標の遵守率がわかります。
5. 第4回のデータをもとにした研究結果が論文化された際には、参加施設の診療科の責任者のお名前を論文に掲載させていただきます。
6. 症例登録をしたデータの提出期限は、2024年6月頃を予定しておりますが、これから参加のご登録をいただく施設および症例数の多い施設につきましては、事務局へご相談いただければ、受付期限の延長も検討いたします。
なお、依頼文書がお手元に届いていない場合は、下記ホームページよりお送りしたものと同じ文書をダウンロードしていただけますので、依頼内容をご確認の上、参加の可否についてご登録いただけますと幸いです。

ホームページURL:https://j-aspect.jp/ctgs.php
パスワード :RG2023#CTGS
※ 登録フォームにご入力いただくIDは、本メールの貴施設名の前についた数字です。
※ 本年度のCTGS倫理審査書類一式[Zip]の解凍パスワードは上記と同じです。

協力をご検討中で院内の調整等で参加の決定にお時間を要する場合には、その旨をフリーコメント欄に記載いただいた上で、協力のご意向をご登録いただけますと幸いです。
後日協力できなくなった場合には、その旨を事務局にお知らせいただければ問題ございません。

研究代表者 飯原弘二(国立循環器病研究センター病院長)
研究事務局 j-aspect@ml.ncvc.go.jp