平素は、「レセプト等情報を用いた脳卒中・脳神経外科医療疫学調査」にご協力を賜り、厚く御礼申し上げます。本調査も2010年から開始し、17年目を迎えることとなりました。これもひとえに、日本脳卒中学会、日本脳神経外科学会をはじめ、研究に参加いただいております施設の皆様のご理解、ご協力のおかげと感謝しております。

昨年12月末頃に2025年度「レセプト等情報を用いた脳卒中、脳神経外科医療疫学調査」について協力依頼状を郵送させていただきました。
この度、本研究調査の参加登録期限を、2026年3月20日(金)まで延長いたしましたので、ぜひとも本年度調査へのご協力を賜りたく、ご連絡を差し上げております。

本調査では、DPC調査参加施設から脳卒中や脳神経外科疾患、および共通のリスク因子を有し、脳卒中発症・再発と関連しうる循環器病の診療に関連する疾患を有する患者の症例を傷病名および手術コードに基づいて絞り込んだDPCデータをご提供いただき、全国規模の大規模データベースを構築します。今回収集したデータを今後の脳卒中、脳神経外科医療関連の研究に利活用いたします。さらに、今後の循環器病登録の参考資料として、医療現場の負担を抑えた方法で、悉皆性の高いデータベース構築を継続して行うために、本データベースの構築手法の普遍性、診療情報の正確性・妥当性を検証いたします。2020年10月に閣議決定された循環器病対策推進基本計画では「循環器病の診療情報の収集・提供体制の整備」が取り上げられています。
2023年3月に、第2期循環器病基本計画が閣議決定され、これと連動する形で、2024年度から第8次医療計画が始まりました。日本脳卒中学会、日本脳神経外科学会等の関連学会と協力し、本研究の取り組みから、診療情報の収集・提供体制の整備に関する知見を取りまとめ、国の循環器登録事業、厚生労働科学研究における様々な政策課題の解決に貢献する所存でございます。

具体的には、2026年度から、循環器病対策センターとして、循環器病対策総合推進事業が開始することになり、診療情報の収集、利活用のさらなる推進に取り組むこととなりました。また、厚生労働科学研究では、循環器病領域では初めての指定研究班として、「循環器病対策推進基本計画における循環器病対策の進捗評価及び進捗管理に資する新たな評価指標の実装に向けた研究」が立ち上がる予定でございます。皆様のおかげで、「レセプト等情報を用いた脳卒中・脳神経外科医療疫学調査」の参加施設は、現在約700施設にまで増加しておりますが、まだ全PSC施設等の参加という努力目標には及ばない状況でございます。データの可視化にとどまることなく、意味のある情報に変えて、国や学会の効率的なアクションに繋げていくためには、悉皆性のさらなる向上が大変重要です。

先生にはご多忙の折大変恐縮ではございますが、本調査の趣旨にご賛同いただける場合は、下記より参加のご登録をお願い申し上げます。

URL:https://j-aspect.jp/discharge.php
※既に参加のご意向をいただいている場合もございますため、上記ホームページに掲載されている「既に参加のご登録をいただいた施設様のリスト」をご確認ください。

研究代表者 飯原弘二(国立循環器病研究センター前・病院長 循環器病対策情報センター長)
研究事務局 j-aspect@ml.ncvc.go.jp